学校給食費無償化、学校エレベーター設置を求め初質問
日本共産党のわたぬき康代市議は、2023年6月21日の福岡市議会で初質問に立ち、公約にした、学校給食費無償化と学校エレベーターの設置を求めました。
物価高騰のもと、子育て世帯には教育費の負担が重くのしかかっています。とりわけ、給食費の負担は重く、わたぬき市議が紹介した例では、中学生1人、小学生3人のお子さんを抱える保護者で、年24万円もの給食費がかかっています。わたぬき市議は、就学援助や生活保護では、対象であっても自身は制度の対象外だと思う人や、周囲の目が気になって援助を受けられない人が出てくることはどうしても避けられないと指摘。そういう家庭の子どもたちにも支援を届けるために、いまこそ学校給食無償化の実現をと、求めました。また、わたぬき市議は、給食無償化にかかる費用は、福岡市の一般財源に照らせばわずか0.5%ほどであることを示し、税金の使い方を変えればできると迫りましたが、教育長は、財源がないと繰り返すばかり。わたぬき市議は、教育に責任をもつ教育長の答弁とは思えないと厳しく批判。子どもの権利を保障するためにも、福岡市として財政措置をおこない、学校給食費無償化へ踏み出すよう、強く求めました。
全国の学校エレベーター設置率は、現在3割ですが、福岡市は15%程度と大変低い設置率になっています。わたぬき市議は、国が学校のバリアフリー化の促進のため、自治体向けのエレベーター設置の補助を2025年まで増やしているが、福岡市はわずか6校しか設置計画をもっておらず、2026年以降の計画は白紙となっていることを批判。予測できない怪我や身体的な配慮の必要な子どもに対応できず、不自由なまま卒業させてしまうことは許されない。災害時の避難所など地域コミュニティの拠点としての役割も果たす、学校へのエレベーター設置について、早急に全校への整備計画を立てるべきだと迫りました。
以上